兵庫県姫路市の姫路独協大を解雇された外国語学部の元教授ら5人が大学を経営する独協学園に対し、地位確認などを求めた訴訟を起こしました。

そして神戸地裁は19日、全員の解雇を無効とし、未払い給与の支払いを命じました。
判決理由は「希望退職を募るなど解雇を回避する努力が十分とは言えない」と指摘しました。「経営上の失敗を理由にするのは疑問で、解雇権の乱用だ」と述べたようです。
判決によると、姫路独協大は2005年ごろから外国語学部の定員割れが続き、経営が悪化。11年3月、退職勧告に応じなかった同学部の教授2人と准教授2人、専任講師1人の計5人を解雇しました。
判決後、元教授は「解雇は不公平で、正しい判決。教壇に立ちたい」と話しました。
同大は「判決を見ていないのでコメントできない」としています。