政府は12日午前の閣議で、年金の切り替えを忘れ、保険料の未納期間が生じた専業主婦を救済する国民年金法等改正案を閣議決定しました。
3年間の時限措置として過去10年間の未納分の追納を認めることになります。
会社員などに扶養されている専業主婦は第三号被保険者といわれます。この第三号被保険者は、夫が離職する場合に国民年金に切り替え、保険料を納付する必要があります。切り替えることにより、第一号被保険者になります。しかしながら、第三号から第一号への切り替えをしていない専業主婦は全国に約165万人いるとみられます。あえて切り替えをしていないケース、知らなくて切り替えしていないケースとあるとは思いますが。追納することにより年金の給付額を増やすことができます。
また、未納があるのに、記録ミスなどから高い年金を受け取っている専業主婦(約5万人)については、年金を最大10%削減することになりました。